2014年9月25日木曜日

nVIDIA dGPU DX10世代

2008/06~ GeForce 200 (Tesla) 65-55nm DX10 OGL2.1~

製品ナンバリングを大幅変更。従来とは、製品族名の数字と英字の役割が逆になっている。シリーズ登場初期製品群(285/280/260)以外はS端子無し。ドライバ177.83より?GF8以降でのPhysX/CUDAが可能に。しかし186以降のドライバには、Radeonビデオカードと共存させると、PhyXを無効にするつまらない制限が付いている。

これ以前の製品群は、ドライバ340.52を以ってサポート終了。

チップ名 製品族名 Hybrid Power 注釈
GT200b GFGTX295 nForce200スイッチチップ下にGT200b二つを配置した双基板DualGPUカード。98GX2と違ってNVIOも二つ搭載しているため、DL-DVI*2+HDMIの三画面同時出力も可能。なお、0906から出始めた単基板品は、ただのDualDVI仕様になっている。
GFGTX285
GFGTX275
GT200 GFGTX280 改版したNVIO2を基板上に配置。G94と同様の映像出力が可能になった。
GFGTX260 0809からシェーダクラスタを一部復活させたシェーダ数216基の製品が、また0812から55nmのGT200bを使った製品が発売されている。
G92b GFGTS250 98GTX+のリネーム品。08冬に一部メーカーが採用していた短基板品を標準化したものらしい。
GF200ローエンド群

以下は0910より順次発売の40nmプロセスで製造されるダイ。DX10.1、OpenGL3.1。HDMI1.3a。ローエンドクラスでデュアルリンクDVI+HDMIの端子構成がほぼ標準化。この世代以降、nVIDIAはオーディオコントローラ統合し、外部デバイスに頼らない、HDMIでの音声出力が可能になっている。

チップ名 製品族名 Bridged PCI 注釈
GT215 GFGT240
GT216 GFGT220
GT218 GF210 リファレンス品はDP端子が標準となっているが、さすがに採用するメーカーは少ないようだ。
GF8400GS (40nm) 2010年秋口より出回り始めた第三の8400GS。GF210よりシェーダ数や実装VRAM量が少なかったりする。
NVS300 NVS295の後継。DP出力時WQXGA、DVI出力時はWUXGAまで。295はDP端子採用のため、VGAのネイティブ出力ができなかったが、今回はDMS-59コネクタから分岐ケーブルを介す、という形で復活している。

2008/02~ GeForce 9 65-55nm DX10 OGL2.1~

このシリーズから全モデルPCIe2.0。AMDのHD3kに対抗するというマーケティング上の理由により、シリーズ名を9にアップさせた製品群。GPUコアが目立った進歩をしていない分、このシリーズでは、自社チップセットと連携して実現する機能「Hybrid SLI」をアピールしている。また、ドライバパッケージの名称が170番台より?従来のForcewareからGeForceへと改称された。最低一系統のDL-DVI出力が標準化されたのはこのシリーズから。

チップ名 製品族名 Bridged-PCI Hybrid Power 注釈
G92b GF9800GTX+ G92の55nmシュリンク品。
G92 GF9800GX2 nForce200スイッチチップ下にフルスペックG92二つを配置した双基板DualGPUカード。リファレンスカードとしては初めてHDMI端子を採用、従来のS端子型アナログ色差出力は無し。DualGPUだけど同時出力は二系統まで。
GF9800GTX
GF9800GT 88GTをHybridPower対応基板にしたもの、とされている。
GF9600GSO 本来OEM用として限定販売された88GSのリネーム品。
G94 GF9600GT DisplayPort出力機能のダイ統合を受けて、DVI/HDMI/DPとデジタル映像出力端子を三種備えるビデオカード製品も出てきたが、同時出力はやはり二系統まで。
G94b GF9600GSO512 08冬以降に登場した9600GSOの後継版。同じG94ベースである96GTよりもSP数が削減され、96GTの下位という位置付けが明確になった。
G96 GF9500GT 65nm版(G96)55nm版(G96b)の二種類が併売された。
G96b GF9400GT 94GTはシェーダ数が95GTの半分になっている。

2006/11~ GeForce 8 90-65nm DX10 OGL2.0~

統合シェーダ採用。内部色処理10bit。PureVideoは、専用の動画デコード回路を組み込んだ第二世代。シリーズ登場当初、ミッドレンジ以下はHDCP非対応。その後、G90番台でHDCPのデュアルリンク対応が、G94-98でDP出力機能のダイ統合がなされた。製品によってはHDMI端子を採用したものもあるが、その音声はマザーもしくはサウンドカードからの出力を引き回す必要がある。また、この世代からフルスクリーンビデオ機能は削除されている(XP用178.13以降のドライバではGF7以前の製品でも使用不可)。

チップ名 製品族名 DVI Bridged-PCI 注釈
G80 GF8800Ultra DD 従来ではDVI出力回路ををダイ統合していたが、G80系製品はNVIOと称するシングルリンクHDCP対応チップに任せている。
GF8800GTX DD
GF8800GTS DD
G92 GF8800GTS512 DD G92チップのフルスペック版。
GF8800GT DD nVIDIA初のPCIe2.0対応ビデオカード。4Way-SLIをアピールせんがために、リファレンス品は1スロットクーラーを採用したが、おかげで騒音がひどいことに。
G84 GF8600GTS DD
GF8600GT DS 86GTは0707よりHDCP対応版が出荷されている。
G86 GF8500GT D SLI端子は無い製品が多い。SLIコネクタを使わない所謂ソフトウェアSLIが前提となるようだ。86GT同様、HDCP対応版が0707より出てきている。
GF8400GS 85GTのメモリバス幅を半分にした製品。GF8系の中では、SLI非対応はこれだけ。
NVS290-PCIe SS
G98 GF8400GS D 08初頭に?こっそりリリースされていたダイ。65nmシュリンク品。コアクロック567MHzであればG98ベースと考えてよいようだ。G86よりクロックは上がっているもののシェーダ数は半減している。発熱、3D性能ともG86の2/3程度。
NVS450-PCIe S*4 G98を二つ使用し、1スロットにDisplayPort四系統を収めたカード。DP出力時WQXGA、DVI出力時はWUXGAまで。
NVS420-PCIe S*4 NVS450のLowProfile版。こちらは変換ケーブルを介したDVI出力のみ。
NVS295 SS 290の後継。DP出力時WQXGA、DVI出力時はWUXGAまで。

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